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≫☆入口☆≪
No930-09/03 15:22
男/レン
TS3G-FlcR6pHG

刹那になろうとした




恐らく


あの時に
ふたりが感じた色が


あの時の


ふたりの刹那色
なんじゃないかと。




其の色は
きっと


たくさん
たくさん

あって


あの時の刹那色は


あの時の刹那色で。




この先も
角度を変えて


たくさんの刹那色を
感じたいのです。




お前と。



お前と


感じたいのです。
No929-09/03 14:24
女/まお
PC-Pk6EIUDR
「すべりだい」



あたしの中は
濃紺です。



歩いた
冷たい夜。



あの日の
あの夜の、色。




あの夜に
あたしは


刹那になろうと
して居ました。




うん。




たいせつです。


たいせつなんです。




とても

とても。
No928-09/03 11:34
男/レン
TS3G-FlcR6pHG

ふたりの
心象風景に鳴り響く

「すべりだい」


何故か俺の中
淡いオレンジ色なのです。


淡いオレンジのフィルム越しに

風景と音が
切なく重なるのです。

何か

永遠を切り取ったような
瞬間で


とても大切なんです。
No927-09/03 10:59
女/まお
PC-Pk6EIUDR
解かれること無く
繋がれて居る手。



例え、彼女が

日本刀を持って
現れたとしても。



ああ


あの日。



そう
言ってくれた



君を、想った。




そして。


レンちゃん


そして、ね。



今朝のレス
綴りながら


ふ、と
頭に浮かんだ、情景は。



鳴り響いて居る
「すべりだい」。


見つめる
水溜まり。



だったんです。




こげ茶色の
君の部屋の、ドア。




ああ。



齧りたい
衝動。



襲われて
居ます。
No926-09/03 09:47
男/レン
TS3G-FlcR6pHG

電柱に張られた電線
と同じ高さ。


窓を開けると
カラスと視線がぶつかった。


晴れているし
曇っている空。




「こげ茶色」


俺の部屋のドアが
まさに其の色で。


ノックもなく開いて
突然お前が現れてくれないかと

ぼんやり見つめた。




よう。




繋がれた手は
解かれること無く。


瞬間


刀を持つ
あの人が浮かんだ。


刀を持つ
あの人を無性に見たくなったあの日が
浮かんだ。


あの日の
白い部屋が

浮かんだ。



あの刀
あの人。


其れでも
解かれること全く無いふたり。




確かに
決まって、いる。
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